日記のようなものだったり、ほとんど日記みたいなものです。

苦しい、悔しい、わからない、


会おうと約束していた4連休の前に告げられた別れ、
まるで提出遅れの課題を片付けるように急に電話が来て、急に終わった。

「好き同士だけど、上手くいかないね僕たちは」

そうやって、最後の私の「苦しい」の発言の後に電話を切り2週間無視した彼は
「連絡しなかった間、ずっと想ってたよ」なんて言って、
こんなの騙されない、嘘に決まってた。


きっと彼にとって、音信不通で終わらせた恋は次のステップに進むためには前向きなものにならなく、わたしとの関係を綺麗に片付けたい、綺麗なものだったねと言いたいだけだと透いてわかった。
彼が私を想って話しているわけじゃない、彼が彼自身を守るための言葉だ。
だから、私はここで心を使ってはならないと思った。
苦しかった。最後まで苦しめないでほしい。


実を言うと、このまま音信不通で良かった。
もしかすると続いているかもしれないような気の遠さを抱えながら、
もうこのまま静かに音沙汰もなく彼の存在が心から消えていくことを感じていたから、
このまま自分の中で全ての記憶が悼まずに消滅していくことを望んでいたのに。



彼から電話が来た1週間前から、私はまた渦の中にいてしまっている。

 

 

言葉じゃなくて行動を見よとは言ったもんだ。
あんなに「愛している」と言ってくれた彼は、最後は電話で終わった。
私が神奈川へ新幹線で通ったように、大阪まで来てくれる威勢なんて、あるか、あるわけがなかった。


思えばずっと苦しかった。
これは自分の問題でもあるけど、どうしても愛されていると思えなかった、どうしても怖かった。どうしても信じれなかった。信じて信じてしまうと、後から高い崖から落ちる気がして、その後の自分を想像すると吐き気がした。

 


最後に一つ救いだったこと。
「これからあなたほど愛してくれる人が現れるかなあ」と言われたこと。


バカみたいだけど毎日愛していたし、全身で伝えていたつもりだから、
笑っちゃうけど、私ほど波がなく全力で愛してあげる人いないと思う。
と同時に、「愛していた」ということが伝わって良かった。
唯一の救い。私も誰かを愛せた、この人生の中で、それだけでも豊かだと思うし私にはかなりチャレンジだったと思う。




彼から電話が来たあの日から、やっぱり苦しい。
朝起きて、ひとりなんだと実感して胸が痛くなる。1日の始まりにこんなことで時間を費やしていてはならないと焦る。
どうしても辛い。
彼は私を想って辛くなったことがあるだろうか。
ないと思う。
そう思って、また辛くなる。

心を持って人と関わることは得ることがいっぱいで素晴らしい。素晴らしいんだけど、色々と深く感じてしまう。だから怖い。選んでしまう。

 

 


いつになったら成仏するのだろう。
大事に大事に思っていた。自分くらい犠牲になってもいいやと思えたくらい、ボロボロになっても好きだった人。
もう彼は自分のハッピーに向かって、私のことなんか消えてステップアップしているって、嫌ほどわかる。だから私も、前を向かなくちゃ。生きなくちゃ。この小さな世界で少しでも成果を出さなくちゃ。進んでるってわかりたい。